第7章 俺のモノ!
「すまない、一松・・・痛かっただろう?怖かっただろう?」
俺は予想していなかった俺を気遣う言葉に驚きながらも答えた。
「ううん、俺が黙っていたのが悪いんだ。カラ松を不安にさせてしまった」
「何を言うんだ、一松。お前は何も悪くない。お前の言い分も聞かずに一人で暴走してしまった俺が悪いんだ。こんな俺を嫌いにならないでほしい!」
そう言って腕に力が籠められる。
俺も、カラ松に腕を回して答えた。
「それは俺の台詞・・・」
俺たちは見つめあいそして、触れるだけのキスを繰り返した。
よかった、俺の初恋は終わりじゃなかった・・・
まだ、カラ松を好きでいていいんだ。
そう思ったら乾いていたはずの涙が溢れ、再び頬を濡らす。
「い、一松!?どうして泣いているんだ!!やっぱり痛かったか!?」
カラ松は俺の体をペタペタと触り確認する。
俺はその手をつかんだ。
「カラ松、続きして?・・・もっとカラ松の愛を感じてたい」
「っ!!?」
その瞬間ふわっと体が浮いて、気が付けばテーブルの上に寝かされていた。
今度は又に顔を埋められ、俺の中に熱い舌がぬるりと侵入してきた。
「んっァ、はぁっん!」
優しい刺激に腰が浮く。
だけど、舌じゃ短くていいところに当たらない。
俺は浮いた腰をもどかしさから揺らめかせる。
「カラま、つ・・・もっと・・・奥っ/////」
恥ずかしさをこらえ必死に訴えたけどそれは却下されたのかしばらくこの状況が続いた。
「も、何・・・でぇ、もっ焦らさな・・・で」
「愛しているんだ、長い間お互いを感じて居たいだろう?それに、これはお仕置きだ」
そう言ってカラ松はにんまりと笑った。
その顔を月明りが怪しく照らす。
それは俺を興奮させた。
こんなことにすら簡単に興奮してしまう俺はもう、末期なのだろう・・・
そんなことを思いながら快楽に身を任せ喘ぎ続けた。