第7章 俺のモノ!
カラ松side
俺のこうべを優しいオータムのナイトウィンドがクールにしてくれたところで俺は居間に戻った。
居間ではおそ松が一人で飲んでいた。
トド松と十四松は仲良く並んで潰れて寝ている。
チョロ松は壁に背を預けて寝ていた。
そして一松は・・・
「おい、おそ松これはどういう状況なんだ・・・」
「どういうって?」
「何故一松がお前の肩で寝ている」
おそ松は誤解だと酒を置いて説明し始めた。
「カラ松、俺の誤解は解けた?とにかく可愛い弟達を風邪ひかせちゃいけないし布団敷こう?」
「ああ、そうだな」
俺とおそ松は二階へ向かい六人で敷く布団を今日は二人で敷いてから弟四人を二階へ運んだ。
今日はチョロ松の代わりにおそ松が電気を消す。
俺は暗闇の中徐々に見えてくる一松の顔を眺めていた。
すると俺以外に笑顔を見せる一松を思い出す。
一松の笑顔は・・・
一松は
俺のモノだ!
俺の中の獣が目覚めた瞬間だった。