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365日家族

第4章 秘密の代償


自分の部屋のベッドに座り


私の隣で

上着を脱いで寝巻き感丸出しで

ごろんと横になるたつ兄に……


「裕兄…許してくれると思う……?」


そう小さな声で呟くと


「正直…すぐには難しいやろな(笑)

横山くんのなのかの可愛がりっぷりは

俺がちょっとヤキモチやきそうに

なるくらいやから…(笑)」


なんて少し驚くべき答えが

返ってくる(笑)


たつ兄の口から出る

ヤキモチの言葉があまりに新鮮で…


「嘘だぁ…(笑)

だってあの裕兄だよ?」


なんて寝転がるたつ兄の顔を

まじまじと覗き込むと


「そりゃヤキモチやくよ…!

俺にはお兄ちゃんとか関係ないもん(笑)!

だからさっき言ってた

すばるくんの家にお泊まりも

俺はちょっと怒ってるからね?」


なんて少しすねた様に言うと

私から顔をそらし背中を向ける…


「えっと…あの…たつ兄………?

ほんとに怒ってるの……?」


そんな突然向けられた背中に焦って

そう言ってたつ兄の腕に触れると


その瞬間私の視界はぐるりと回転して


「怒ってない…

怒ってないけど…

ヤキモチやかした責任は取って……?」


そんな言葉と一緒に


たつ兄の体が

私の上に覆い被さった………
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