第4章 秘密の代償
大倉side
"ヤキモチやかした責任取って…?"
そう言ってなのかの体を押し倒してみると
なのかは分かりやすく赤い顔をして
バタバタと足をバタつかせる(笑)
「たつ兄…ちょっとこれは…刺激が…(汗)」
なんて顔をそらすから
無防備になった首すじにキスを落とすと
その瞬間…
俺の体の下でなのかの体がびくりと跳ねる…
「刺激は…
わざと強めにしてるんやで?
だってヤキモチやかした罰やもん(笑)」
そう言って
少し涙目のなのかの服に手を伸ばし
シャツのボタンを一つ開けて
「たつ兄………!?」
なんて焦って俺の名前を呼ぶなのかの唇に
唇を重ねる……
ほんとは罰なんて嘘で……
ちゃんと知ってほしいだけやねん…
俺の心の中を……
ちゃんと感じて欲しいだけやねん
俺がどれだけなのかを求めてるか……
俺がどれだけ
なのかを好きなんかを……