• テキストサイズ

365日家族

第4章 秘密の代償


なのかside

家までの道を

バイクを押しながら歩く

たつ兄と一緒に歩いていると…


私の前を歩くたつ兄は

私がちゃんと着いてきてるか確認するため

何度も何度も後ろを振り返るから


「危ないから前見て歩いてよ(笑)?」


私がそう言って笑うと


「だって…

気になるんやからしゃーないやん(笑)!

じゃあなのかが前歩いてよ!?」


なんて言いながら

バイクを押す手を止めて立ち止まる…


だから仕方なく…


「じゃあこれでどうだ(笑)!」


そう言って立ち止まってるたつ兄の

服の袖を掴むと


たつ兄は嬉しそうに笑って

またバイクを押し始める(笑)



たつ兄って…

こんなに可愛かったっけ(笑)?



でもそんな幸せな時間は


家に着き部屋に一歩足を踏み入れるた瞬間



昨日の裕兄の怒った顔が頭に浮かんで

しゅんと枯れてしまうんだ……
/ 159ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp