第4章 秘密の代償
「なんで……?」
そう聞いた俺にすばるくんは…
「お前のためちゃうぞ?
なのかが…俺に必死に頼むからや…
横ににだけは知られたくないって…
自分が勝手に勘違いしただけで
お前はわるくないんやって…
ほんま腹立つぐらい必死にな?
あんな風に泣かせといて…
お前は一人だけ
横に謝って楽になる気なんか…?」
そう静かな声で聞いてくる…
「違うよ……?
俺は横山くんに認めてほしいねん…
なのかは横山くんが大好きやなら
横山くんに反対されたら傷付く…
すばるくん…俺かおと別れた。
もう自分に嘘はつかへん。
俺ほんとになのかが好きやねん……」
そんな俺の言葉を聞いたすばるくんは
真っ直ぐに俺を見つめた後…
「自分勝手やなお前は……(笑)
人を傷付けまくって……
お前の気持ちがどうこうとか
そんなんに俺は興味はない…
ただこれ以上なのかを傷付けたら
絶対に許さへんからな……?」
そう言って俺に背中を向けた……