第4章 秘密の代償
待ってるのに……
俺はずっと待ってるのに……
やのになんで今日に限って
待ってる人が全然こーへんの!?
入り口をずっと見てるのに
来るんは…
安とか丸とか…………
だからちゃうんやって……!
俺が待ってんのは…横山くんや!!!
そんな一人で
イライラとドキドキを繰り返してる
俺の耳にまたガチャンと扉が
開く音がして……
今度は村上くんですか……?
なんてやさぐれながら
後ろを振り返ると…
そこにいたんは
仲良く笑いながら中に入ってくる
すばるくんと横山くんで……
「横山くん!!!」
そうとっさに大声で叫んでしまった俺を
すばるくんが冷たい目で見てる……(涙)
やっぱりあの目は怖い……(汗)
でも俺は
絶対逃げたりはせーへんからね!?