第3章 たつ兄の秘密
その時の俺は
情けないことに結構ぼろぼろで…
なのかの顔を見るのも辛くて
一人で気持ちと戦い続けるんに
疲れきってて…
そんな俺の側にいて
"幸せにする!"
なんて言い切るかおに正直…
"出来るもんならしてみんかい!?"
ぐらいの
やさぐれた気持ちで付き合い始めた。
でもそんな俺の予想に反して
かおの作るご飯はおいしくて…
いつも側でにこにこ笑ってくれるかおに
励まされたり…
助けられたり…
本当に少し幸せかも…?
なんて思わされてしまったりもして…(笑)
そんなかおに甘えっぱなしの日々の中でも
やっぱりなのかだけは忘れることなく
胸の中におって…
その燻ってた気持ちを爆発させたんは
村上くんのなにげない
たった一言やった………