第3章 たつ兄の秘密
大倉side
寝覚めの悪い朝
食欲のわかない朝
この二つがそろうと
俺の朝のコンディションは最悪になる…
そんな最悪のコンディションを引きづり
テレビ局の楽屋の中
ヤル気なく鏡の前に座ってると …
「よぉ弟(笑)元気ないやんか?」
そんな声がして
俺の隣に無駄に元気な横山くんが座って
「おはよう兄ちゃん(笑)
昨日あんまり眠れなくて………」
そう言って机に突っ伏す俺に
「そうなん?
俺はよう眠れたぞ(笑)
久々になのかと一緒に寝たから
暖かかったわ(笑)」
そんな衝撃発言をする…(汗)!
「なんで…なん?
もう一緒に寝るような歳ちゃうやろ…?」
「そりゃそうや!
ただ昨日はなのかが布団に潜り込んできたから
しゃーなしでな(笑)」
「横山くん………
それ……しゃーなしの顔……………?」
なぁ………兄ちゃん………………?
にやけすぎて顔面崩壊してる
そのしゃーなしな顔に…
俺は今
ほんの少しだけ
殺意さえも感じてるよ…(涙)?