第2章 ドキドキの初デート
「じゃあ行くか?」
そう言うと横山くんは
車の中であわてふためく俺を無視し
俺の腕を引っ張り車から下ろすと
俺の背中を押してご機嫌に鼻唄を歌いながら
歩き始める(笑)
そんなご機嫌な横山くんに
「ごめん…車に忘れ物したから
先に行っといて?」
そう声をかけ車に戻り
助手席で小さくなってるなのかに
車の鍵を渡す…
いい加減しんどすぎるやろ(涙)?
なんて笑うしかない状況に
ため息をつきながら
仕方なく走って横山くんの所に行くと
「なのかまだ帰ってなかったわ(笑)」
なんて笑いながらなぜか横山くんは
無くしたはずの鍵で
玄関の扉を開けていて………
こら…横山!?
これはいったい何の冗談なんや!?