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365日家族

第2章 ドキドキの初デート


唇がほっぺたに触れた感触に

心臓がバクバク暴れだすんがわかる……


たかがほっぺにちゅうで

この破壊力て……(汗)



あかんやん…

なのかの顔が見られへん……(涙)



そんな脳内大パニック中な俺をよそに

車はしっかり走り続けて

なのかの家の近くに着いて……


「うん…えっと…じゃあ今日はありがと…」


なんて早口に喋るなのかの声がして

隣に目を向けると…


急いでシートベルトを外し

俺から逃げるようにドアに手をかける


そんななのかを見てたら



もう少しだけ

二人でおりたい……


そんな感情が溢れてきて


気が付いた時には


ドアを握るなのかの手を

しっかりと掴んでた……
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