第2章 ドキドキの初デート
唇がほっぺたに触れた感触に
心臓がバクバク暴れだすんがわかる……
たかがほっぺにちゅうで
この破壊力て……(汗)
あかんやん…
なのかの顔が見られへん……(涙)
そんな脳内大パニック中な俺をよそに
車はしっかり走り続けて
なのかの家の近くに着いて……
「うん…えっと…じゃあ今日はありがと…」
なんて早口に喋るなのかの声がして
隣に目を向けると…
急いでシートベルトを外し
俺から逃げるようにドアに手をかける
そんななのかを見てたら
もう少しだけ
二人でおりたい……
そんな感情が溢れてきて
気が付いた時には
ドアを握るなのかの手を
しっかりと掴んでた……