• テキストサイズ

365日家族

第2章 ドキドキの初デート


なのかside

言われたからって

本当にちゅうをするなんて…


自分のしたことなのに

とてつもなく恥ずかしすぎる(涙)


だって仕方ないじゃないか?


たつ兄は今日一日ずっと

私のことをからかってばっかりで…


一つぐらいなにか

やり返してやりたかったんだもん……



ほっぺにちゅうをしたのに

何の反応もせず運転し続けるたつ兄に


車が止まった瞬間


"何本気にしてんの(笑)"


なんてまたからかわれたら

私はもう立ち直れない(涙)


だから車が止まると同時に

たつ兄が何か喋る前にここから逃げ出そうと

急いで車から降りようとしたのに…


その手をたつ兄が無言のまま掴んできて


「えっと…どうしたのかな(笑)?」



そう下を向きドアに手をかけたまま

問いかけると…



「さっきの"ちゅう"の意味は………?」


なんてたつ兄は

一番触れてほしくなかったことに

ズバリと遠慮なく触れてくる……(涙)


だからどうにかごまかしたくて


「それはたつ兄が…

ちゅうしたら許すって言ったから……」


そう苦し紛れに答えると…



「じゃあなのかは許すって言われたら

誰にでもちゅうすんの…?

すばるくんや亮ちゃんにでも………?」


そう言ってたつ兄は

私の手を掴む手にぎゅっと力を入れる……



なんでかな………?


なんでたつ兄は

こんなに私を追い詰めるの……?



"たつ兄だからだよ?"


そう言えば満足なの…?


"たつ兄が好きだからだよ?"


そう私が言ったらどんな顔をする?



そんなことを

考えるだけで怖くて仕方ないのに



たつ兄が今何を考えるてるのか

私には解らないよ………
/ 159ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp