第2章 ドキドキの初デート
大倉side
助手席座り
何がそんなに怖いんか
運転中の俺の服の袖をぎゅっと握りしめて
靴を脱いで膝を抱えて小さくなるなのかが
あまりにかわいくて
ついついまたイタズラ心に火がついて
暗い道を車で走りながら
"うゎ(汗)!"
なんて突然おおきな声を出したら
思った通り
なのかはパニックになりながら
俺の腕に必死に抱きついてくる(笑)
そこまでは
俺の想像通りやったのに
腕に絡み付くなのかの体とか
いつもより近い息づかいに
なんだか妙にドキドキさせられて
つい…
"やったー(笑)"なんて言葉で
茶化した俺に
なのかは泣きそうな顔をして
"たつ兄なんか大嫌い……"
そう言って
俺から体を離した………