• テキストサイズ

365日家族

第7章 変わり始めた日常


大倉side

「はぁ…会いたいなぁ………(涙)」


そんな一人言を楽屋の中

スマホを眺めながらぼやいてたら


「もしかしてお前なのかと別れたんか(笑)?」


なんて後ろから

満面の笑みで横山くんが声をかけてくる…(笑)



「違うわ!!

別れてたら会いたいじゃなくて

死にそうって言うてるわ(笑)


そうじゃなくてさ…

今日もなのかは忙しいらしくて

会われへんて……


なんかなのか最近冷たいねん(涙)」



そう言って落ち込む俺に横山くんは



「そうか…お前もか………」



なんて意味深な言葉を呟く……



「"お前もか"…って何なん………?」



「何でもないわ…(笑)

でもそんなに会いたいんやったら

今日うちにくるか………?」



「ええの!?」



「何やねん今さら…(笑)

今までも散々勝手に遊びに来てたやろ?」



「ありがとう横山くん(笑)」





この時の俺は…


まだ何にも分かってなかった……。




横山くんの言葉の意味も…

なのかの態度が急に変わったわけも…


何もかも全部

何一つ解ろうとさえしてなかったんや……
/ 159ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp