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365日家族

第6章 幸せな毎日…


たつ兄に弾き飛ばされた丸ちゃんは


「痛いやんか(涙)」


なんてぶつけた頭を抑えて小さくなって

うずくまっていて…


踏んだり蹴ったりな丸ちゃんがかわいそうで

たつ兄にだきしめられながら

腕を伸ばして丸ちゃん頭を撫でると



「ありがとう…なのか(笑)

気持ちは嬉しいけど

その倍くらい大倉の目が怖いんやけど…?」


そんな丸ちゃんの声がして

ゆっくりとたつ兄の胸から顔を離すと



丸ちゃんに触れる私の手を

凄い形相で睨み付ける

たつ兄の顔が見える……(汗)


「あのね…たつ兄…?

さっきのはそういうんじゃなくて…」



「分かってる……。

分かってるけどあかん!

デートが三人になったんも許せる…

横山くんの嫌がらせも…我慢出来る…

でも丸がなのかを抱きしめんのはあかん…!

絶対に!!」


そんな可愛い過ぎるたつ兄の言葉に

つい顔がにやけてしまって…


「何笑てんの…!?」


なんて怒るたつ兄に


「ごめんね……(笑)

ただそんな風に言われて嬉しかったから…

どうしたら機嫌直してくれる…?」


そう聞いた私に


「それはなのかが

一番分かってるはずやで(笑)?」


そう言ってたつ兄は

私の目の前で目を閉じる(汗)



「いや…あの…丸ちゃんが………(汗)」


なんて慌てる私に


「じゃあこれでいいやろ…(笑)」


そう言ってたつ兄の伸ばした手が

丸ちゃんの目を覆って…


仕方なく…


覚悟を決めて目の前にあるたつ兄の唇に

触れるだけのキスをして


すぐに離れようとした私の顔を


たつ兄は両手で捕まえて

深くて濃厚なキスをした………(笑)
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