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365日家族

第6章 幸せな毎日…


突然抱きしめられた体に驚いて

腕の中で動けずにいると…



「なのかはさ…大倉が好きなん?」


そんな静かな丸ちゃんの声が聞こえてきて…




「うん…………」



そう私が小さく返事をすると



「そうなんや(笑)」



なんて丸ちゃんは

私を抱きしめたまま溜め息をつく…



「丸ちゃん…………」



「うん………?」



「ごめんね……………?」



「なんでなのかが謝るん…?

俺が勝手になのかを

好きになっただけなんやから…

なのかが気にする必要なんか

全然ないよ?」



そう言って笑う声も

頭に触れる手も


あまりに優しくて…


「うん(笑)

でも私ね…?

本当に丸ちゃんのこと大好きだよ?」



そう言って丸ちゃんの背中に

手を回すと…



「ありがとねなのか…?

その言葉だけでもう十分やけど…

もう少しだけ…

このままでおらして…?」



なんて

私の肩に頭を預けて


そうぽつりと呟く丸ちゃんに…………




「うんいいよ…………(笑)」



そう言ってポンポンと

背中を叩いていると…



「ただいま(笑)」



そんな声と一緒に扉が開いて


笑顔のたつ兄が部屋に戻ってきて



私と丸ちゃんを見た瞬間


「それはあかーん!!!!」


そう叫んだたつ兄が丸ちゃんに

体当たりをした(笑)
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