第5章 戦う勇気 手放す勇気
なんとかみんなで仲良く
こたつに収まったのはいいものの
朝から何も食べてないお腹は
ぐぅぐぅうるさく悲鳴をあげていて
「裕兄…お腹すいた……(涙)」
そう力なくぼやく私に…
「もうちょっと待っとけ(笑)
もうすぐ飯が届くから…」
なんて裕兄はにんまりと笑う…
「何?届くってことは…
ピザ?それともお寿司(笑)!?」
「届くまでは秘密です(笑)」
「裕兄のケチ!!!」
こんな会話を繰り返すこと5分…
"ピンポーン"
と待ちに待ったインターホンがなって
「届いたみたいやからはよ行って?」
なんてこたつで丸まりながら
私に向かって
"しっしっ"と手を振るすばちゃんに
「何なんだよもう(笑)!」
そう文句を言いながら
温かいこたつから抜け出し
にまにま顔を見合わせて笑う3人と
キョトンとした顔のたつ兄に見送られ
玄関の扉を開いた私の目の前に
沢山のお肉が入った
スーパーの袋が現れた(汗)