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365日家族

第5章 戦う勇気 手放す勇気


なのかside

抱きしめた腕の中で突然たつ兄は


「あかん…昨日の夜久々に

なのかと離れてたから

元気がでーへん………(涙)」


なんて言いながら

布団に頭を倒しため息をつき…


「なのかからキスしてくれたら

元気満タンになるんやけどな…?」



なんて……

体は大型犬のくせに

子犬みたいな顔で私を見つめてくる…


そんな悩殺上目遣いに



「なんでたつ兄はすぐそう言うことを…(汗)」


そう言って焦る私に向かって


たつ兄は目を閉じて"はいどうぞ(笑)"

なんて笑顔で自分の唇を

指指してくる…(涙)



そんなキス待ちのたつ兄の顔を見つめて

なかなか動けずにいると

"まだ?"なんて催促する声がして



えーい!!

こうなりゃやけだ(汗)!!!


なんてたつ兄の顔に

顔を近付けた瞬間…



「あかん!!!!」


そうキレイにハモる声が聞こえて


バタンと勢いよく開いた扉から

飛び出してきた裕兄に

体当たりされて


「痛いやんか横山くん……(涙)」


なんて涙目で床に倒れるたつ兄の上に

いつの間にか側に立っていたすばちゃんの

お尻が乗っかって…


「お前がなのかを襲うとか…

5年早いわ……うん…5年」


そうすばちゃんが真剣な顔で言う(笑)



「でも今のはなのかからやん…」


なんて負けずに文句を言うたつ兄に



「うっさいわ!!

襲ってもあかん!!襲われてもあかん!!

俺がええって言うまではあかん!!!」


そんな理不尽な言葉を投げつけ

裕兄は私の体をしっかりと抱きしめた(笑)
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