第2章 深層心理操作Ⅱ
アリスの膝下が床に落ちるようにベッドの縁まで体を移動させ、自分は床に膝で立つと、彼女の両脚に手を掛け持ち上げる。少し拡げるように、腰を持ち上げるように。
そうして見えた彼女の蜜壺に、視線が吸い寄せられる。
ほんのり水気を帯びたそこは、艶かしく色づいてメアの目に映った。
奥に蜜でも秘めているように濡れている。
アリスの両足を片手で支え、空いたもう片手の人差し指で、水気のある中心をそっと撫でる。割れ目を辿るうち、ふと指が深く沈み込む部分があり、それがどこであるかを理解した瞬間、ぞくんと痺れが走った。
にちゅ、と僅かな音を立てて沈んだ指を引き抜いて、濡れた指を見詰め。
これが、彼女のもの。アリスの体が生み出した水分。眺めるのもそこそこに、ちゅっと口に含む。
僅かな塩気。不思議な味だ。
そういえば、排泄もここから、するんだよな。
「……」
にま、と唇が笑んで、迷わず顔を近づけた。
ここが、アリスの味を知ることのできる最大の場所だ。舌先を出してちろりと舐める。
「ん……」
アリスの味。アリスの体内。
少し視線を上げると、濡れた胸を晒したままのあられもない姿で眠り込んだアリスの顔が見えて、それが更に興奮を煽る。もうボトムのファスナーは限界まで張り詰めている。
下からべろりと大きく舐める。ひくん、と少し内側が収縮したのが見えて嬉しくなった。舌を出したまま上下に擦るように舐め、ちゅっと軽く吸いながら離れてこくんと喉を鳴らす。
「ふ、ぅ…っは、んく」
そのうちに更に欲深くなり、秘部を片手で押し広げた。隅から隅まで舐め回し、割れ目の奥に舌を潜り込ませる。それでも物足りなくて、アリスの中で舌を蠢かせる。
(止まんない…。なんだこれ、くらくらしてくる)