• テキストサイズ

【ONE PIECE】ひとつなぎの物語

第7章 真珠の首飾りの女(ドフラミンゴ)







“───このまま死ぬつもりか、女”



ドフラミンゴ・・・



“お前は今、この瞬間からおれの玩具だ”



胸元で揺れる、真珠の首飾り。

貴方を初めて目にした時、その佇まいに圧倒された。
この世界の最高権力とされる天竜人を悠々と見下ろす海賊。

破壊を求める貴方は、一国の王となった。



“ダイヤモンドは太陽の力が宿る“王”の象徴とされてきたが、真珠は月の力が宿る“女王”の象徴とされてきた。おれの隣に置く女にふさわしい石だ”



王が滅びる運命ならば、女王もともに。



“何故、泣いている・・・?”



私の涙を見て、貴方は首を傾げるでしょうね。



“その涙・・・なんの為に流している?”



今、とても嬉しいのよ。

愛する人の手で“処分”してもらえるのだから。
それはオモチャにとって一番幸せなこと。



“おれのそばにいろ”



「ドフラミンゴ・・・」



鋭い糸が皮膚を切り裂こうとした、その瞬間───










/ 1059ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp