第7章 真珠の首飾りの女(ドフラミンゴ)
“名前は?”
“・・・クレイオ・・・でございます”
“そうか、クレイオ。この出会いを喜べ。お前は今、この瞬間から───”
あの瞬間、貴方は私を天から地に落とした。
ドフラミンゴ。
貴方の愛に自由はない。
私は貴方というカゴに囚われる鳥。
だけど・・・
“どうだ、美しい空だろう”
貴方は私の世界を壊してくれた。
“この美しい空が壊れていく様はもっと美しいぞ”
そして、私の世界の全てになった。
ドフラミンゴ。
“この出会いを喜べ。お前は今、この瞬間からおれの玩具だ”
貴方が壊そうとしている空で、私は翼を広げることができるのだろうか・・・