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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第14章 MARIGOLD






ただ、重なっていただけの唇。
舌で軽くノックすると簡単に隙間が生まれた。

より一層深くなる。
俺好みのキス。
教えてもいねぇのに絡みつく舌が俺を喜ばせる。

絡め取るかの様に巻き付く舌を弄びながら俺は優越感に浸っていた。

そっと、手を胸にあて揉み上げ様とした瞬間・・

『ダメッッ!!』

思いもしない拒絶の力で唇が離れた。

「・・あんなキスしといてダメとかねぇだろ」

俺に応えるどころか自ら俺の舌を追ってきたのは確かだ。
初めてなわけねぇだろうに・・

初めて・・?

「・・まさか、お前ッッ!!?」

それだったら納得がいく。

抱きしめられたと聞いただけで赤くなる顔。
危機感がまるで無い事。

『笑いたければ笑なさいよッ!
この歳で初めてって自分でもおかしいって思ってるんだからッッ!!』

涙目で訴えてくる。

「・・・クククッ」

『・・ひどい、本当に笑うなんて・・・・』

子供の様に不貞腐れるに俺は笑みが止まらない。

おかしい?何がだ。
初めてで何が悪い。

確かに今の時代、の歳でセックス未経験者は少ないだろう。

だが、それがどうしたちっとも恥ずかしい事じゃねぇぞ。

『どうせ馬鹿にしてるんでしょ・・
私だって私だって・・・』

何を勘違いしている?

俺は嬉しいんだよ。
だって、そうだろ?


「。
俺は馬鹿にしてねぇぞ。
嬉しいんだよ、だから俺はお前の初めてが欲しい」


男をコイツは知らねぇ。
だったら決まってる。


「俺のモノになれ、」


男を俺が教えてやる。
俺好みの女にしてやるぜ。

あぁ、これ程の政略感は他にはないだろうな・・・





オマケ→




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