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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第31章 BURDOCK







【オマケ】


が去った部屋に静寂が満ちた。
俺は近くにあった椅子に腰をかける。

青白い男達との女友達。
誰1人口を開かなかった。
いや、開けなかった。

「・・あいつはあー言ってたが取り下げる気はねぇからな」

土下座しようとしていた男に向かって投げかける。
し損ねた男は、中腰の姿勢のまま視線を彷徨わせていた。

「おい、プリンとレイジュだったか・・
もうここは帰れ」

「えっ?何で名前・・」

声を掛けられ戸惑いの色が見える。

「ご令嬢の名前は覚えておくのが普通だと思うが?」

自分の立場を忘れたわけじゃねぇだろう。
何度もパーティーで見た顔だ。

訳がわからないのは男共だけ。

「あのビッグ・マムの娘シャーロット・プリンとヴィンスモーク家の一人娘レイジュだろ?」

「お久しぶりですねドフラミンゴ様。
貴方がとお知り合いとは初耳でしたわ」

流石、あのヴァンスモーク家の令嬢だ。
直ちに現状を理解する。

「初耳か・・
だったら、アレが俺のだと頭に入れておけ。
入れてさえいれば、あいつを勝手にこんな場に連れ出す事はしねぇだろ?」

ご令嬢様達の暇潰しにを巻き込むな と、視線を投げかける。

「えぇ、肝に命じます。
後の事はお任せしても?」

尋ねるレイジュに片手で示すとまだ戸惑うプリンの腕を引き、部屋を出て行った。

同じ令嬢でも立場と育ちか違うとこんなにも違うのかと思う。

部屋に残った男3人。
俺はジッと視線を向けた。

とうとう青さを通り越し、白くなった顔色。
見ていて笑いが込み上げる。

「そう言う事だ。
いくらお偉い地位にいてもあのご令嬢にしたらお前らお遊び相手。
今度からはもっと相応しい相手を選べ」

立ち上がり、俺は出口に向かう。

「・・あの子も・・あの子も何処かの娘なのか?」

ピキッと身体が止まる。
何故聞く?何故気にする?

「てめぇには関係ねぇだろ?
もう2度と会う事はねぇんだ、知る必要なんてねぇよ」

これ以上何も聞くな。
に関心を持つな。

の目に触れる事すら俺は許さねぇんだよ。







fin





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