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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第14章 MARIGOLD






バスローブ1枚で出てきた。
綺麗に化粧は落とされていたが、上気した頬は綺麗にメイクされた時より俺を魅了した。

近付けば、ほのかに香る石鹸の匂い。

『ドフラミンゴさんも入ってくれば?疲れたでしょう?』

まさか、そんな事を言われるとは思わなかった。
危機感がまるで無いのか、それとも俺は男と思われてねぇのか。

「フフフ・・、言葉に甘えよう。
間食にでもとシャンパンとフルーツを用意した食べたきゃ食べろ」

『うわ〜ぁ!美味しそう!!』

パッと顔をほころばせる。
その様子を見ながら俺は、バスルームに向かう。



今夜、どうにかしようとは思っていなかった。

徐々に手に入れていけばいい と、俺には珍しく呑気に構えていた。

だが、あまりにも警戒心ゼロのに多少の苛立ちがあるのも本音だ。

怖がらせるつもりは無い。
だが、夜 男と2人きり このシチュエーションに焦りの色を微塵にも感じさせ無いに俺以外の男だったらと考えたら堪らなくなる。

「フフフ・・、アイツらと同じ気持ちだったわけか」

保護欲
独占欲
それを駆り立てられる。

そして、訪れる嫉妬。

「この俺が手玉に取られるわけにはいかねぇんだよ」

熱いシャワーに打たれようともその思いは消えなかった。



まさかとは思ったが案の定、1人でシャンパンボトルを空にしたは胡座でワインボトルの栓と格闘していた。

「何をやっている」

『あっ!ドフラミンゴぉ〜、これ開けてぇ〜』

舌足らずの声を聞くのはあの日以来。
あの時は周りに人がいたが、今日は誰もいない。

「飲み過ぎた、もう止めとけ」

『ヤダッ!これ飲むの!ねっ、一口だけ』

そう言うに俺は悪戯心が芽生えた。

栓を開け、グラスに注ぐ真っ赤な液体を俺は口に含みの口へ流し込む。
そして、離した唇をペロッと舐めとった。

「一口だっただろ」

驚いた顔を予測していたが、この女は俺の想像を超えていた。

「!!」

『・・・ドフィ・・もう、1回』

女の顔。
瞳を潤ませ、そう呟くに俺は ワインを含まず唇を重ねた。





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