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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第14章 MARIGOLD





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『あ〜っ、楽しかった。
あんな楽しいパーティー久しぶりですよ』


部屋に戻って来た俺達。
は、ドサッとその身体をソファーに投げ出した。

「フフフ・・、挨拶回りに付き合わせて悪かったな。
風呂にでも入って休め」

テーブルに置いてある封筒に俺は手を伸ばす。

『えっ?ご迷惑ですので私帰りますよ』

「この部屋はお前のために取ったんだ。
今日のランウェイのバイト代と思って受け取れ」

『・・でも、悪いですし・・・
でもでも、スイートとかもう一生泊まる事無いだろうしな・・』

「フフフ・・、女は男からの贈り物は黙って受け取るのが嗜みだと教えたはずたぜ」

『ふふふ、でしたね。
お言葉に甘えちゃいます』


バスルームに消える背中を見送りながら、俺は封筒を開いた。

「フフフ・・、なかなかじゃねぇか」

思ったより絶妙なアングル。
連写で撮られた何十枚とある中で俺は1枚を選び取った。


ーピンポーンー

低くなるドアベル。
俺は現れたディアマンテを中に通す。


「イベント成功おめでとうございます。
こちら、お祝いとワインをご用意しましたのでどうぞお召し上がり下さい」

ソファーに座った俺に、立ったままボトルを差し出すディアマンテ。
律儀なヤツだ。

「お写真は決まりましたか?」

テーブルいっぱいに広げられた写真。
1枚を手渡し、他は封筒に戻す。

「これに決めたぜ。
他は俺の自宅へ置いておけ」

「はい、直ぐに手配します」

たった1枚。
たった1枚がアイツらの目に焼き付けるかと思うと今からでも楽しみだ。

手短に用件を済ませ、ディアマンテは部屋を後にした。




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