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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第31章 BURDOCK





企画は順調に進んでいた。
何も問題は無い。
そう、仕事には何の問題も無かったのだ。


『えっ?合コン?!』

ランチタイム中。
秘書課の同期に誘われ、近くのカフェにいた。
今時のお洒落なお姉さま方が行く様な小洒落た店だった。

「そう!
課のメンバーで行く事になってたんだけど、もどう?」

「欠員が出たのよ」

3対3の合コンだと言う同期2人。
プリンとレイジュ。

おっとりとした雰囲気の可愛らしいプリンにテキパキとした感じの美人なレイジュ。
正反対な性格の2人だけど、私を含めて同期の中では1番仲が良かった。

『・・えっ、でも』

乗り気がしない。
出来れば今は、行きたくなかった。

「社長の件で大変でしょう?
だから、レイジュがを誘おうって」

『・・あぁ、アレね』

秘書課にも伝わっているんだと頭を悩ませる。
私には、どうしても対処出来ない案件があったのだ。

「気持ち察するわ。
気分転換でもしたらどう?」

『うーん、考えとく。
日時はいつなの?』

「「今日よ」」

『・・・はい?』

今日の夜が合コンだと言う2人は、無理矢理にでも私を連れて行く気だ。

『いや、でも・・』

今日やる予定の仕事が頭をよぎった。
今日までではないけど、済ませていた方がいいとは思う。

「行くわよね」

『・・・はい、お伴します』

レイジュの微笑みに私は、頷くしかない。
あんな綺麗な笑顔で微笑まれたら、後が怖くて断れなかった。

「あら?じゃない!奇遇ね!!」

突然、背後から聞こえた声に身体が硬直する。
忘れもしない、最近毎日聞いている声。

『・・・ロビンさん』

「会社の方とご一緒だったの?
初めまして、私ロビンよ」

ニッコリ笑い挨拶するロビンにプリンもレイジュも大人の対応を示す。
偶然とは思えなかった。
今日は、まだ会っていないロビンがたまたまここにいたとは思えない。

軽く挨拶を済ませるとロビンは店員に案内されて違う席に向かう。
近くの席ではない事にホッとため息が漏れた。






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