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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第25章 NIGELLA




何を言ってるの?
だって、だってそれは・・

『ドフラミンゴさんが私を揶揄うだけであって、私には特に何の意味も無い事よ。
ただ、普通に接してきただけだよ』

そう、ドフラミンゴとの間には何の関係もない。
ただ、会って話して楽しんでただけ。

2人の間に甘い言葉なんてら1つも無かった。

「わかってるじゃねぇか、普通に接してきたって・・
肩張らず素のお前でいれたんだろ?
俺の時とは違う」

『違って当たり前でしょう。
だって、私はゾロを好きで付き合ってたんだよ。
ドフラミンゴさんへの向ける表情とゾロへ向ける表情が違うに決まってる』

「俺が言ってんのは、付き合う前だ。
好きだという感情に気付く前を思い出せ」

そう言うと、ゾロは運転席を降り助手席のドアを開けてくれた。

「行け」

『・・ゾロっ・・・』

「行ってくれ、」

私を見ない。
絞り出したかの様な悲痛な声。

私は、何も出来ずに車から降りた。

走り去る車のテールランプを見ながら私は、ゾロの言った言葉の意味を考えた。

ゾロが何を言いたかったのか
ゾロか何を考えていたのか

『・・ゾロ』

いつも通りに接してきた。
ゾロの言う通り、ドフラミンゴに何の遠慮もなく何でも言ってきた。
それは、ドフラミンゴなら受け止めて返してくれるとわかっていたから。

初めは、事の成り行きだった。
だけど、あけすけな物言いに私は安心したのだ。

ドフラミンゴは、どんな私でも突き放さないと・・


ゾロや社長には、感じなかった安心感を私はドフラミンゴに感じていたのは確かな事実だった。




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