第23章 TRUMPET VINE
ゾロと別れるか
他の女の子とエッチしているゾロを受け入れ、付き合っていくか
今すぐ選べとドフラミンゴは問う。
答えは決まってた。
どんなに過去を振り返っても
どんなに過去を悔やんでも
戻りやり直せるはずがない。
ドフラミンゴが言うように、前を向かなければいけない。
前を向いて進めるように今出来る最善の方法を選ぶしかなかった。
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「もう、何を言っても決まってんだな」
頷く私は、真っ直ぐ見つめる。
「俺はお前だけだって言っても説得力はねぇな」
お互い思いを話した。
「・・本当にどうしても無理か?
客とはしないって言っても無理なのか?」
頷く私の答えは、揺るがなかった。
「・・・わかった」
そう言って、立ち去って行く。
私は、自分の腕を掴み踏ん張った。
追いかけてしまう、好きだと言ってしまう。
そんな思いを伝えてはいけない。
別れ話に言うべき言葉じゃない。
さようなら、ゾロ。
私は、心の中で呟いた。