第17章 LAVENDER
そこまで話そうとは思っていなかった。
いくら鈍い私でも地雷はわかる。
ゾロの前で避けなければいけない地雷をビビは躊躇なく踏み潰す。
「それで見付かったは、オーナーと何処に行ったのかな?」
オーナー と、呼ぶ声が妙に強調されている。
ワザとだ!絶対、ワザとだッ!!
『・・・言わなきゃダメ?』
「言え、全て話せ」
間髪入れずに返ってくるゾロの返事。
私は、グラスいっぱいに注がれた酒を煽り勢いをつける。
『ドフラミンゴさんが取った部屋に行きましたッ!』
「「お〜〜〜っ!!」」
「・・・・」
こうなったらもう、自棄だッ!!
『結論から言うと、ドフラミンゴさんと付き合っていません。
そして、そうゆう事?行為?関係?
とりあえず最後までしていませんのでッッ!!」
「「嘘だ〜〜ッッ!!」」
「・・・!?」
『してないものはしてないんですッ!!』
片手でグラスに酒を注ぎ、また一気に煽った。
「じゃ、ナニしてたのよぉ」
『・・・何って・・・』
「、言え」
『・・バスルームに連れて行かれて服のままシャワーで頭から冷水を掛けられた』
「「「・・・はぁ?!」」」
真実だ。
本当にこれは真実なのだ!