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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第17章 LAVENDER




『キッドを怒らせちゃったの・・・』

あの日の出来事を話す。
言われた言葉、思った想い。
言い難い事はアルコールの勢いで話きる。

「さいてーな野郎」

ビビの低い声に若干ビビる。
そして、急に立ち上がったゾロ。

『・・ゾロ・・・?』

「野暮用、キッドのクソをぶっ倒してくる」
『いやいや、もういいってッ!!
もう大丈夫だからッ・・』

ガシッとゾロのスーツを掴む。
離したら大変な事になりそう。

「、泣いたでしょ?
呼んでくれたら直ぐに飛んで行ったのにッ!!」

ギュッと私を抱きしめるビビ。

「1人で泣き寝入りなんて私がさせないからッ!」

涙目のビビに私は慌てた。

『ビビ?!泣かないで・・
大丈夫だから私、1人で泣き寝入りしてないからさ』

「・・!?
1人じゃないなら誰と一緒だったの?!」

『!!』

「誰が泣き寝入りに付き合ってくれたの!!?」

えーっと、誤魔化せ・・ないね。
さっきまでキッドの元へ行こうとしていたゾロまでも私を凄い目で見つめ、仁王立していた。

「、誰と何処にいたんだ?」

『えーっと・・』

「あっ!わかったぞぉ、おれッ!!
オーナーだろッ!!?」

『!!』

エース、何でそんなに鋭いの・・

「俺がオフの日にオーナーから呼び出し受けたんだよなッ。
それも突然で、何故かあのオーナーがヤケ酒してんだよッ!

で、キッドから電話着て急にキレて説教してたんだ。
電話切ったかと思うとまた何処かに電話かけててさ、肉丸焦げでおれ1人で頑張って食ったんだぜぇ。
あの肉うまかったなーッ」

楽し気に笑うエース。
私はそれどころじゃない。

「それでオーナーはどうしたの?」

「えっ?あぁ、何か急にデカイ看板?ポスター?を探せとか言い始めてさ、どっかに行っちまった。

あの時の焦ったオーナーの顔、写真撮ればよかったなッ!
ニヒヒヒっ!!」

あぁ、ありがとうエース・・
完璧、誤魔化せなくなったよ。

ニヤニヤした顔のビビに眉間にシワを寄せたゾロ。

対照的な2人の表情に私はため息を吐きたくなった。






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