第6章 2つ言っておくぜ
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「予選トーナメント表コピーしてきましたー。」
駆け足で体育館に入り、紫苑はトーナメント表を差し出した。
1%の選ばれた者のみが立てるインターハイの舞台へと挑戦が始まる。
そのインターハイ予選まで後三週間。
「強豪でひしめき合っているが特に同地区で最大最強の敵は秀徳高校。去年は全国ベスト8.しかも今年は海常と同じようにキセキの世代が一人入ってる。この超強豪校に勝てなければ、全国への切符はない。」
当たるとすれば、決勝戦。
「黒子。お前、どんな奴か知ってんだろ。」
「口で言っても多分信じないですよ。ただ、黄瀬君が言ってたように他の五人は格が違います。それがさらに進化してたら…想像もつかないです。」
火神は黒子から紫苑の方へ首を傾けた。その視線に気づき、紫苑もまた複雑な表情をする。
「とりあえず…占いに注意ってところだね。特に、蟹座がいい日はね…」