第3章 本気です
黄瀬「いやぁ、大げさなんッスよ。ほんと。キセキの世代なんて呼ばれるのは嬉しいけど、其の中で俺は一番下っ端ってだけですわ。だから黒子っちと俺はよくいぶられたよな?」
同意を求めるように黒子に困った笑みを向けるが、黒子の毒舌がまたも黄瀬に刺さった。
黒子「僕は別になかったです。」
黄瀬「え?俺だけー?」
紫苑「黄瀬っちだけでしょ?犬扱いされてたの。で、今日は何?仕事?」
いつの間にか紫苑が黒子のとなりに立っていた。黄瀬は違うと首を横に振った。
黄瀬「違うッスよー。会いたかっただけッス。俺たちの仲じゃないッスか。」
紫苑「勝手に彼女にしないで。」
黄瀬「分かってるッスよ。…しおりんに選択権がないこともね。」