第3章 本気です
紫苑は部活前リコに呼ばれ職員室にいた。どうやら練習試合の対戦相手が決まったらしい。
リコ「紫苑ちゃんさー、ここ。どう思う?」
紫苑「…ここですか…監督はなるべく強いとこがいいんですよね?」
リコ「流石わかってるね。前からお願いはしてあったんだけど、黒子君と紫苑ちゃんのこと話したら、一発OKしてくれたんだ!」
紫苑「(犬め…)チームの指揮をあげるにはもってこいですね。専用のプログラム、作りましょうか?」
紫苑が問いかけるとリコは頷いた。
リコ「うん。助かるわー。でも一回私に見せてね。やり方も知りたいし。」
紫苑「大抵私自身コーチみたいな感じで入りますけど…」
リコ「え?紫苑ちゃんバスケできるの?」
紫苑「えぇ、一応。中学ではマネジ兼サブコーチみたいな感じでした。」