第3章 本気です
紫苑は嬉しそうにほほ笑んだ。
紫苑「その覚悟はできたんだ。」
火神「お前は?」
火神は紫苑に向き直ると、問いかけた。
紫苑「私も黒子っちと同じ理由。彼らには伝えきれなかった…私がいくらやっても彼らには敵わなかったんだ…だから、黒子っちとそして今では火神と一緒に、チームを日本一に育てる。」
黒子「…隠し事はダメです。紫苑さん。本当は会いたいんでしょう?」
紫苑はとたんに赤くなると黒子に向かって叫ばんばかりの勢いで否定した。
紫苑「そんなんじゃないよ!…会いたいけどさ…皆に…」
火神はその様子を見ると、拳を握りしめた。
火神「日本一になるにはキセキの世代が出てくるはずだ!てめぇの会いたいやつらは勝ち進めばでてくんだろ!会わせてやるよ!そのかわり、俺たちをキセキの世代見てぇに強くしてくれ!」