第2章 黒子はボクです。
「(てか、パス貰ったって何ができるんだよ。責めてとられんなよ。)」
とある一人が黒子にパスを渡した。次の瞬間ボールが行たのは、ゴール付近にいるノーマークの一人。シュートを決め点を取る。
「…え?…はいっ…え??今どうやってパスとおった??」
リコ「(この違和感はなに??もしかして何かとんでもないことが起きてる??)」
黒子が紫苑の方を向くと、紫苑は笑顔で手を叩いていた。
降旗がボールを取ったが、マークを外せない。そんな降旗の前に現れたのはノーマークの黒子。黒子にパスを投げるとそれは次の瞬間には、ノーマークになっていた選手へと渡った。
火神「よし!シュート!」
火神の声に押されてシュートを決める。その後もパスは次々とマークを避けて不自然なほどにチームの中を走って行った。
伊月「気がつくとパスが通って決まってる!」
伊月の悔しそうな声。
「一体どうなってんだ?」