第12章 エゴイストの罰。(赤葦京治)
木兎が彼女に触れられずにはいられないと言う事は赤葦にもわかっていた。
寧ろ2ヶ月も触れずにいた我らがエースを讃えたいほどだ。
「……帰り道に手を繋いだこと、言ってるの……?」
「……正解」
『手を繋いだ』そう言ったに苛立ちを覚える。
その言い方ではまるで同意の上だったみたいだ。
『手を握られた』、そう一方的な意味合いで言えば少しは優しくいられたのに。
「…罰ゲーム、だね。約束を破ったんだから」
「えっ…!あっ……!!」
強い力で腕を引かれ、引き寄せられる。
そのままは赤葦の胸へと凭れ掛かった。
「……っ」
赤葦に触れた瞬間、体を巡る熱。
自分でもどうする事も出来ないこの熱は一体何なのだろう。
「抱き寄せただけで…そんな顔するんだね」
「……そんな、顔って…?」
「蕩けた顔してる」
「嘘……」
「なら体に聞いてみようか」
そう言うと赤葦は慣れた様子での制服のスカートの中へ手を入れる。
「やっ…そんな、いきなり…っ!」
「どうせグショグショなんだから…大丈夫」
「やぁ…赤葦く…!」
「と俺は…こっちで繋がろうね…」
木兎と手を繋いだ彼女への当て付けのような言葉を耳元で囁く。
下着越しにの秘部に指を這わす。
既にそこは溢れんばかりの愛液で満たされていた。
「ほら、濡れてる」
「やっあ…ん…!はぁ…っ」
「、パブロフの犬って…知ってる?」
「………い、ぬ…?っひゃあ…ん!!」
喋りながら赤葦はの下着をずらして秘部へ指を沈めた。
「そう、ベルが鳴ったら餌を与える事を繰り返した犬がそのベルの音だけで涎を垂らす様になったって言う実験の話」
「あっ…あっ…!」
「も同じだね…俺が触れただけでココはこんなに涎を垂らしてる」
くちゅくちゅとワザと音を立てて指を動かす。
その音はの耳にもしっかりと届いていた。
「ち、が…っんん…っ!私は…っ」
「どこが違うの?」
「あぁっ…!」
指先で敏感な秘芽を摘まむとは甲高い声を上げた。
「こんなに俺の指をくわえて離さないって言うのに」
自分の意思とは関係なくの秘部は赤葦の指をきゅうきゅうと締め付ける。