第8章 はじまりの誓い。(菅原孝支)
「孝支くん…っん、あ…」
「気持ちい…?先生……」
結局自分の欲には勝てず、菅原はの服を脱がし、露になったその胸に舌を這わす。
スイッチの入ったはふんわりとした普段のイメージから一気に妖艶な空気を纏う。
そんなギャップが菅原を堪らなく興奮させた。
チュと音を立てて固くなった胸の頂に吸い付く。
「あっ…!こ、…しく…んっ!あぁっ!」
「ヤバイ…先生、可愛い…」
「んん…っ孝支くん…ぎゅってして…欲し…っ」
珍しく甘えるを菅原は優しく抱き締めた。
「先生…いつもより感じてる?俺も…いつもより興奮する…」
この秘密の恋の終わりが二人をそうさせているのだろうか。
抱き合ったまま、キスを交わす。
「先生…下、触って良い?」
「ん………」
いつも、罪悪感が付きまとっていた。
こうして抱き合う度に学校での菅原の姿がの頭を過った。
授業を受ける姿、部活でバレーをしている姿、同級生と笑い合う姿。
「触って…孝支くん……」
「先生…?」
誰の目も気にせずに隣にいられたら、どんなに良いだろう。
普通の恋愛をさせてあげられない自分なんて彼の側にいてはいけないのではないか。
そんな事も考えた。
後五年、自分が遅く生まれていたら。
後五年、彼が早く生まれていたら。
そんなタラレバは考え出したらキリがない。
人の気持ちの動きによく気付く菅原だからのそんな思いにもすぐに気付いた。
その度に菅原はに決まって言う事がある。
「先生、またなんか考えてる…?」
「え……」
話しながら菅原はのスカートとショーツを下ろした。
「何考えてたか当ててあげようか」
「あっ…!んん…っあん…!」
つぷりと、菅原はの潤った割れ目に指を沈めた。
「俺達の歳の差の事とか…またそう言う事考えてたんだべ?」
「あっあっ…!やっ…ん、ソコ…だめ、こ…しくんっ!」
「何度も何度も俺、言ってるのに…」
のイイトコロなんて、この一年で全部覚えた。
入り口近くの、ココもその一つ。
菅原は執拗にソコを指の腹で擦る。
「先生と生徒として出会ったから…俺達、今があるんだよ」