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【R18】秘密の恋愛。

第1章 信じることのできない出会い


なんで、なんでわかるの。




私は、男性が苦手というか。怖い。

ただ、怖い。怖いのだ。



「…聞いちゃいけないことだったかな。ごめんね。」

『え、あ、あの、ごめんなさい…。』

今の私はひどい顔だろう。

「ところで、もう終電ないけど、どうやって帰るの?」

『………え!?』

一番避けたかったそのことを理解するに時間がかかってしまった。

私の家は電車を5回ぐらい乗り換えをしなければたどり着かなく、今日は途中まで電車を使ってあとはタクシーを使おうと思っていたが…。


その終電もなくなった今、ここから家までタクシーをとれば、2万は余裕でこすだろう。

『嘘…で、しょ…。』

「いや、嘘じゃないよ?」

『わかってますけど!だけど…信じたくなくて…。』

あぁ、何処かに魔法のお家とかはないだろうか。

駅周辺にビジネスホテルはなく、その代わりラブホテルが普及しているというなぞの地帯。

寝る場所など、ここらにはもうない。


「そう、家はここから近いのかい?」

『近かったらこんなに絶望してないと思いますけど。』

少し嫌味のように言ってみると、‘霜月隼’は

「そうなんだ。」

と、流しされてしまった。


「ところで、僕も仕事終わりで終電なしじゃ帰れないんだ。そこで絶望している君に提案があるんだけど、」

『はい?』















「一緒にあそこで一泊っていうのはどうかな。」







と言って彼が指を指したのは…










『ラブホテルじゃないですか…』
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