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【R18】秘密の恋愛。

第3章 デート?


「はーあ!楽しかったぁ〜!」

閉園の音楽が流れ、ここの遊園地のお客さんはそそくさと門を抜けていく。

その門へと続く列の中で、隼さんはのびのびと腕を伸ばしそう言った。

本当、楽しかったな。今日は。

ここ最近仕事で埋め尽くされた私のダイアリーがこの1日で鮮やかに彩られたような気がする。

それに今日は一日中笑って、遊んで。

あれもこれも全部、隣にいる隼さんのおかげだ。


『…っ、あの!』

とっさに出した私の声は、隼さんだけでなく周辺の数人にも聞こえたようだ。

彼は振り返り、なんだなんだという目でこちらを見てくる。

『今日は本当に、ありがとうございました…。』

彼はまたもや‘キョトン’とし、爽やかで静かな笑みを浮かべ、

「僕の方こそ、付き合ってくれてありがとう」

と、返してくれた。

少しおかしくなって、2人で笑いながら夕暮れに染まる門を通った。
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