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【R18】秘密の恋愛。

第2章 困惑


__隼side Part2__

お風呂場へと続くであろうドアを開けると、彼女が倒れていた。

ジェットバスの前に倒れているから、案の定足でも滑らせたのであろう。

…それにしても綺麗な体だなぁ…。

「……何を考えているんだ僕は」

理性の壁が少し崩れるのを感じながら、横にかけてあったバスタオルを彼女にかけ、とりあえずベットまで運び様子を見ることにした。


ベットまで運んだのはいいものの、さて、どうしたものか…。

僕は先ほど飲み干した空のグラスにワインを追加し、彼女が気を失っている横に腰掛け、1人飲みくれていた。

別に外傷は見当たらないし、息もしている。

起こす…のにも気がひける。

なぜなら、


彼女は大口を開けて幸せそうに寝ているからだ。



「…フフ、フハハハハ…!……はぁ、会ったばかりの男の前でこんなに無防備で寝ちゃって。どれだけこっちは耐えているか、貴女は知らないんだろうね…」

ふと、タオルから出ている白い脚をみた。

「…綺麗」

思わず見惚れてしまうような白い肌、折れてしまいそうなほど細い脚。

僕は片方のつま先に小さな口づけをした。

…チュッ…

『んっ…』

僕は顔をさっとあげ、彼女の顔を見た。

起きてはいない…ようだが、こんなことで感じてしまうとは…

「…へぇ、感じやすいほうなんだ…」

自然と口角が上がり、僕は彼女の上に覆いかぶさるようにまたぐ。

今、僕のすぐ下には月詩さんがいる。

腕に込めている力を緩めれば、彼女にキスができる。


「…なんて、僕らしくないよね」

僕は月詩さんの横に倒れ、彼女を軽く抱きしめて眠りについた。
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