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【R18】秘密の恋愛。

第2章 困惑


優しいなぁ…というか、なんでこの人は数時間前に会ったばかりの人に優しいのだろうか。

とりあえずお風呂に向かう。

まずお風呂があるっぽい扉を開けると、ライトが青く、ジェットバス?の湯船がぶくぶくと泡だてていた。

『すご…』

1人でつぶやいてしまったが、それぐらいお風呂は広く、私みたいな人が使うのはもったいないと思うぐらいだった。



一通り体を洗って、湯船に浸かろうとする。

まず右足。そーっと入れると、つま先は泡に飲み込まれ、水に浸かっているという感覚がなかった。

ほう、ジェットバスとはこういうものなのか。といういかにも庶民のようなことを考えながら、右のつま先は湯船の底についた。

続けて左足を入れようと右足に重心をずらした瞬間、視界が揺れた。

え?地震?と思ったのもつかの間で、右足がもつれた。

ズルッという効果音のようなものが聞こえた。

ドジなのか。バカなのか。

自分はジェットバスの圧力には勝てずに滑ってしまったようだ。

あ、これ頭ぶつけるかも。



これ以降は覚えていない。



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