第6章 バレー部とバスケ部
徹と一との帰り道……
どうしても、陽奈乃ちゃんの事が気になった私は、二人に相談してみることにした
「ねぇ……」
「うん?」 「なんだ?」
「今日、片付けし始めたときあたりから、陽奈乃ちゃんの様子がおかしいんだけど……
どう思う?」
こんな風な聞き方して、なんて言って欲しいんだって話だけど……
「おかしかったか?」
うん……
この手の話に関して、一は役に立たない……
まぁ、こんなこと本人に言ったら、怒られそうだけど……
「真輝ちゃんがおかしいと思うなら、おかしいんじゃないかな?
真輝ちゃんは、どうしてあげたいの?」
……………私は、どうしたいんだろ……
出会って数日しか経ってない私が顔を突っ込んでしまってもいいのだろうか……
もしもの最悪の事態が頭を回る……
私は、友達が苦しんでいるのに、自分を守ることしか考えてない…
まだ、私は、何も変われてない
「………笑顔でいてほしい…」
「「………」」
誰も何もいってくれなくて、臭すぎる台詞だったかななんて思って、二人の顔を見ると、二人とも微笑んでいた
「そーだよね!
女の子は笑顔が1番だよね」
そういって、徹は笑った……
私は、ちゃんと陽奈乃ちゃんと向き合おう!
そう決めた