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【ハイキュー‼︎】私の居場所は………

第6章 バレー部とバスケ部



「んじゃ、片付けしろ」

と、キャプテンの声がかかり、ぞろぞろと部員が動き出した

もちろん、マネージャーの私たちも例外ではない

ふと、陽奈乃ちゃんの方を見ると、体育館の外を見ていた

体育館の外からは女の子達のはしゃぐ声が聞こえていた
姿を見てみると、女子バスケ部のジャージを羽織った人と、学校制定のジャージを着た数人の女子がいた

…バスケ部がどうかしたのかな?

「陽奈乃ちゃん?
片付けしよ?」

声をかけてみると、驚いたように うん と言って、走って行ってしまった

あの驚き方はバスケ部となにかあるのかな?
と思いながら、人には人に隠しておきたいこと、知られたくないことなんてたくさんある
私にだって、ある…
だから、踏み込んじゃいけない

そう思いながら、私も、片付けをし始めた


片付けが終わって、最後の集合がかかったとき、陽奈乃ちゃんはいなかった

もしかしたらと思って倉庫に行くと、バスケットボールを見ながらぼーっとしている陽奈乃ちゃんを見つけた

時々、バスケ部と同じ体育館で練習することがある
そうなったとき、この子が何を抱えているのかは分からないけど、耐えられるんだろうか……

「陽奈乃ちゃん… 集合、かかったよ」

そういうと、また驚きながら、

「う、うん… ありがとう
行こっか」

そういって、歩き出した

心配だな……
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