第6章 バレー部とバスケ部
「おはよ」
「おはよ~☆」「おぅ」
もう、日課となりかけている三人での登校…
「今日、陽奈乃ちゃんと話したいから、先に帰ってね」
ちゃんと昨日の夜、考えて出した答えだ
自分が嫌われてしまっても、大事な友達には笑っててほしい
「OK~☆」
そういって、徹はウインクをしてきた
「「キモッ」」
一と息があってしまった
「ほんと、いつもひどいよね
及川さんがイケメンだからってさ」
「あぁ~
カッコいい、カッコいいよ
ほんと、ムダにね」
「あぁ、イケメンの無駄遣い」
「ねぇ、それ、誉めてんの?けなしてんの?」
「さぁーな」 「さぁ~ね」
「もう、ほんと
及川さん、泣いちゃうよ?」
「泣いとけ」
そう、一が言うと、
「もう、岩ちゃんなんて知らない!
真輝ちゃんは、慰めてくれるよね?」
「そういう気分だったらね」
そういって、流しておいた
そして、そんな馬鹿な会話を繰り広げている間に、学校に着いた
今日は、私達が1番だったようで、鍵が空いていない
昨日、一静が鍵をもって帰ったから、私達は職員室まで行って鍵を貰いに行かなくてはならない
そして、じゃんけんで負けた私は鍵をとりに職員室まで走った