第4章 親子
牛島「すまない、俺の母さんが強引で。」
「いえいえ。いつも、良くしてもらってます。」ニコッ
牛島「....。」
うう、なんか威圧感すごいっ。
「あ、すみません、仕事に付き合ってもらって。あと少しで片付くんで。」
牛島「あぁ。」
「えっとー、、牛島さんは...」
牛島「若利でいい。」
「若利さんは、以前はどこの病院で、勤務してたんですか?」
牛島「....ボストンの大学病院だ。」
「ボストン!あの、アメリカの有名大学の...?」
牛島「ああ。」
「す、すごいですね。」
牛島「普通だ。俺からしてみれば、年下のあんたが本館に勤めて4年目だって方がすごいと思う。」
他愛の無い話をしながら、卓上の書類を片付ける。
気づいたら、もう
23時を回っていた。
「ふぅ、そろそろ、帰りましょうか。」
牛島「あぁ。そうだな。送る。」
「大丈夫ですよ!では、また明日。」
片手に資料を抱えて、部屋を後にする。
さてさて、今から...
牛島「おい。どこへ行く。」
「わっ、、びっくりしたっ...。」
牛島「俺が送って帰る。」
「へっ、」
牛島「もう遅い時間だ。」