第4章 親子
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他人の家庭事情に首を突っ込むつもりはない。
けど、これから同僚になるかもしれない先生の話なら
信じるし、できることは力になりたいと思う。
「消えた妹ね...。」
んんーーーーっ。
イスに座って背伸びをする。
目の前の資料の量はえげつない。
さ、さ、仕事!
秘書「どう?やっていけそう?」
牛島「ああ。」
「??」
秘書「あら、ちゃん、まだいたの?」
「はい、コレを片付けてから帰ろうかと。」
秘書「ああ、それなら若利、手伝ってあげたら?」
牛島「ああ。」
「??えっと、お二人は...。」
秘書「ちゃん、うちの子をよろしくね?」ニコッ
「えっ?牛島さんの?!」
秘書「そうよっ。」
に....似てない.....!
牛島「よろしく頼む。」
「こ、こちらこそ。」ペコリ
秘書「じゃあ、ちゃん。若利をよろしくね!ああ、若利。帰りはちゃんを送って帰るのよっ。」ニンマリ
「あはは(笑)大丈夫ですよ??」
秘書「だめよ!女の子なんだから!じゃぁ、私は、院長のところへ行くわね♪」
「はい。お疲れ様です。」ペコリ