第9章 院長の娘
及川「黙って連れてきてごめんねっ?ここだよーー。」
「ここって。華の園?ってー、、」
及川「孤児院って言うのが正解かな。」
「そうなんだ。」
子供「あっ、お兄ちゃんっ!」
及川「おーっ、元気してたっ?」
子供「うんっ!!!彼女連れてきたのーー???」キラキラッ
及川「んーっ、残念ながら彼女じゃないんだなー。あははっ、」
子供「そーなのーー?ざんねーんっ。」
子供「おねえちゃん、かわいいっ!!!」
子供「ねえ、おねちゃんっ!!」
「ふふっ。んー?なぁに?」
子供「おねちゃんみたいに可愛くなりたいっ。」
「好きな子でもいるの。?」クスクスッ
子供「たいちくんがすきっ。」
「たいちくんはどの子??」
子供「あそこにいるのっ。」
「ふふっ、かっこいいね?」ニコッ
子供「うんっ!!すっごく、優しくてね……あっ、ないしょだよ?」
「うんうん。」クスクスッ
及川「……。」
子供「あのね、っ、」
ここは、医療費不足で治療が受けられない孤児が引き取られている孤児院。
数年前から、どうにかここの子供たちを助けてあげたくて。
けど…