第5章 難しい両思い
やっと伝わったような気がする俺の気持ちと
二度目のキスに…
俺は今すごく幸せを噛み締めている!
そう…
すごく噛み締めていたのに…
それをぶち壊すように突然すずが
俺の体を押し返してきて
「すばるくん…ごめんなさい………」
そう言いながら俺の体を押し返し
ぺたりと地面に座り込む…
「何で……?」
とにかく訳がわならなくて
慌てて地面に座り込むすずの顔を覗き込むと
すずは真っ青な顔で
「あの…ビール飲み過ぎて…
ここまで必死に走って…
なんかほっとしたら気分が………(涙)」
なんて涙目で訴えてくる…(笑)
そんなすずに笑いを噛み殺しながら俺は
すずの手を引き部屋のトイレまでの道を
猛ダッシュした(笑)