第3章 手探りの関係
身動きもせず
腕の中にすっぽりおさまるストーカーを
抱きしめてると…
なんかもうこのまま離したくなくて
ポケットに入れて
家に連れて帰ってしまいたくなる(笑)
「なぁ…お前…俺のもんになる………?」
そうストーカーを抱きしめたまま
ぽつりと呟くと
「へ…?
それはどういう意味でしょう……?」
なんて真っ赤になった顔を上げ
ストーカーが俺を見つめる…
これはあかんやつやん………?
かわいすぎるし…
真っ赤なほっぺたが俺を呼んでる…(笑)
吸い寄せらるみたいに
真っ赤な顔のストーカーに顔を近付けると
腕の中でストーカーが暴れだす(笑)
やから今度は…
「2回も逃がすか(笑)」
そう耳元で囁いて
真っ赤なストーカーのほっぺたを
逃がすことなく捕まえる……