• テキストサイズ

ストーカーと俺の恋模様

第3章 手探りの関係


すずside

食事が終わって店を出る頃には

すでにすばるくんは

でろんでろんに酔っぱらって


足元をふらふらさせながら

丸山さんの肩にもたれかかり

半分夢の中で(笑)


だから仕方なく


「今日は俺がすずちゃん送って行くわ」


なんて言う安田さんの言葉に

うなずきかけた瞬間



私のうでをすばるくんが掴んで


「俺が送る……………」


と一言ぽつりと呟くと自分の方に引き寄せる。



「え…でもしぶやんフラフラやで……?」


なんて心配そうな顔をして近づく安田さんを



「うっさいわ!」


なんて不機嫌に追い払うと


すばるくんは


フラフラと危なっかしい足取りで

私の手を引き歩き始めた………
/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp